クオリィ(株)に対する投資を実行-持続可能な医療の実現に向けて、マイクロサージャリー支援ロボットの社会実装を加速-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、クオリィ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:黒田容平、以下「クオリィ」という。)に対し、投資を実行しました。

 クオリィは、マイクロサージャリー(注1)領域での外科手術にて活用される医療ロボットの開発を目指すスタートアップです。

 外科医療は、人命救助にとどまらず、多くの人々のQOL(Quality of Life)の維持・向上に欠かすことができない社会基盤です。マイクロサージャリーは、機能性疾患の治療などに適用される外科手術の一種で、顕微鏡下での繊細な作業が求められます。そのための専門性の習得に高い技能と多くの経験を要し、外科医の中でもマイクロサージャリーを実施できるのは一部の熟練層に限られていることが、治療法としてさらに広がる上での課題となっています。

 近年、手術支援ロボットをはじめとするテクノロジーの進化は、世界のヘルスケアシステムに大きな変革をもたらしています。その中で、クオリィが開発を進めるマイクロサージャリー支援ロボットは、微細な血管や神経等を高精度に操作できる手術支援ロボットであり、超微細な手術精度や新たな臨床応用への可能性が注目されています。マイクロサージャリー支援ロボットの研究開発及び導入を推進することで、医療課題の解決と、それに伴う持続的な医療提供体制の実現が期待されております(注2)。

 DBJは、クオリィの取り組みがより一層拡大することで社会課題の解決が進み、我が国の経済社会の活力向上および企業の競争力強化に資すると考え、「特定投資業務(注3)」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド(注4)」を活用し投資を実行しました。

 DBJは、各ステークホルダーと密に連携し、当社の事業構築・企業価値向上を積極的にサポートするとともに、マイクロサージャリー支援ロボットを活用した持続可能な医療提供体制の実現に向けて、イノベーションの推進に取り組んでまいります。

(注1)マイクロサージャリーは、顕微鏡下で、細い血管や神経、リンパ管などの微細組織を扱う外科手術手法の一種です。

(注2)「手術支援テクノロジーのグローバルトレンドと日本の可能性」レポートをDBJウェブサイト「調査研究レポート」に掲載していますので、ご参照ください。

(注3)民間による成長資金の供給の促進ならびに地域経済の活性化および日本企業の競争力強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注4)「特定投資業務」において、スタートアップの創出・育成、イノベーションエコシステムの構築等に向けた取り組みを推進するため設置した重点投資分野です。


【お問い合わせ先】
イノベーション投資部 電話番号 03-6311-5048

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