株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、デンカ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田郁雄、以下「デンカ」という。)が株式会社カイノス(本社:東京都文京区、代表取締役社長:長津行宏、以下「カイノス」という。)の株式取得を目的として設立したFlowers株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:稲田太郎、以下「Flowers」という。)に対して、優先株式引受による出資を実行しました。
カイノスは、東京証券取引所スタンダード市場に上場する、体外診断薬(以下「IVD」という。)メーカーです。1975年に設立して以来、医療現場のニーズと市場動向を分析したうえで独創的な製品を開発し、世の中に提供してきました。
デンカは、東京証券取引所プライム市場に上場する、総合化学メーカーです。経営計画「Mission 2030」においてヘルスケア領域を最重点領域の一つと位置づけ、かかる領域の拡大、強化を図るべく外部とのアライアンス活用を模索してきました。本件を通じ、デンカとカイノスが研究開発及び海外での拡販等で連携を深めることは、両社の競争力向上に寄与するものと期待されます。
また、デンカとDBJは、日本のIVDメーカーは高い技術力を有する一方、比較的売上規模が小さい企業が多く、国際競争力の面で課題を抱えていることから、更なるアライアンスの推進が必要と考えております。本件は、かかる課題解決に向けた先駆的な取り組みであり、今後の業界内アライアンスの進展を通じて、国内IVD業界全体の競争力強化にも資することが期待されます。
DBJは、デンカによるかかる取り組みがデンカ及びカイノス両社の競争力強化に加え、国内におけるIVDの供給力強化にも資することから、「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJ サプライチェーン強靱化・インフラ高度化ファンド(注2)」を活用し、Flowersに対する優先株式引受による出資を実行しました。
DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、重要物資の安定供給確保等のサプライチェーン強靱化やデジタル技術の活用による物流をはじめとするインフラの強靱化・高度化を推進するため設置した重点投資分野です。
【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680
デンカ(株)による(株)カイノスの株式取得に向けた出資について-「特定投資業務」を通じ、体外診断薬分野におけるアライアンス強化を支援-
2026/03/31
- 投資
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