No.175 売場効率を重視した米国小売の成長モデル~転換期にある総合スーパーへの示唆~

 米国のスーパー・ディスカウントストア大手のこの10年の業績推移をみると、売上高と営業利益をパラレルに伸ばし成長している企業がみられます。増益の要因として、1店舗あたり営業利益を維持しつつ出店を継続してきたことがあります。その背景には、米国小売が売場効率を重視した経営戦略を取り、出店しても売場効率を落とすことのない成長モデルを構築しているためと推察され、日米小売の違いを分析しつつ、日本の総合スーパーがこの米国の成長モデルから得られる示唆について考察しました。

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