秋口にかけての経済統計は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う4~6月期の落ち込みからの回復を示しました。日本では、5月が景気の底だった可能性があり、欧米でも夏には落ち込みのかなりを取り返したとみられ、IMFは10月の世界経済見通しを上方修正しました。ただし、欧州などで感染が再拡大しており、活動制限の強化による経済影響が懸念されます。また、V字回復を遂げた中国でも、輸出や生産の持ち直しを牽引するPC,医療機器などのコロナ特需はいずれ落ち着くとみられ、回復が遅れる消費など、内需の復元力に論点が移るとみられています。
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