No.389 コロナ禍で高まった輸入浸透度をどうみるか

 コロナ禍での日本の輸入は、名目、実質ともに増加し、先行きについても、内需の回復もあって高水準を維持する見通しとなっています。国内供給に占める輸入品の割合を示す輸入浸透度はコロナ禍で急上昇しており、国内の財供給における輸入依存の強まりがみられます。これはワクチンの輸入増加などコロナ禍での一時的な要因もあるものの、GX、DX関連の資本財の輸入増加などもみられます。本稿では、輸入浸透度上昇の要因を踏まえて、今後の見通しについて整理しました。

関連リンク