No.390 暖冬で景気後退リスクが和らぐ欧州経済

 欧州経済はウクライナ危機以降、エネルギー不足と高インフレによる景気への下押し圧力が強まりました。利上げの影響も加わり昨冬から今春にかけて景気後退(リセッション)も見込まれていました。しかし、1月に入ってリセッションは回避されるとの見方が出ています。本稿は、欧州の足元の経済動向、リセッション回避の背景および今後の景気下押しリスクについて検討します。

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