「空飛ぶクルマのユースケースに関する調査
~日本における利活用促進を目指して~」を発行

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、このたび、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 空飛ぶクルマ研究ラボ(ラボ代表:中野冠)とともに、「空飛ぶクルマのユースケースに関する調査~日本における利活用促進を目指して~」を発行いたしました。

 空飛ぶクルマは100年振りに新たに登場する次世代のモビリティであり、空の移動を多くの人々により身近にする存在として世界中で大きな注目が寄せられています。空飛ぶクルマのような新しいモビリティを社会実装するには、機体の技術開発やインフラ整備、法制度などの各要素を個別に見るのではなく、各要素を組み合わせたひとつのシステムとして全体のデザインを考える「システムデザイン」のアプローチが有効と考えられます。そして、システム全体を考える上では、まずはそのシステムのユースケースにフォーカスする必要があります。
 
 当レポートでは、空飛ぶクルマの概要や特徴について紹介するとともに、日本の都市および地方における主なユースケースと具体的にユースケースを策定する上でポイントになる項目を解説し、同時に空飛ぶクルマの事業性について検証しております。
 
 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様および社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、空飛ぶクルマにかかわる様々な業界や分野の主体を金融やネットワーク形成の面でサポートし、また積極的な情報発信を行うことで、日本における空飛ぶクルマ産業の創造に貢献してまいります。

(注1)DBJは日本発の空飛ぶクルマ等を開発するスタートアップ企業である株式会社SkyDrive(本社:東京都新宿区、代表取締役:福澤知浩)に対して、民間企業9社とともに、「Society5.0挑戦投資枠」を活用した出資を行っております(2020年8月28日プレスリリース「(株)SkyDriveに対し「Society5.0挑戦投資制度」を活用した投資を実施」)。

(注2)DBJは2020年8月にも空飛ぶクルマをテーマにしたレポート「社会実装に向けて離陸する新たなモビリティ『空飛ぶクルマ』」を発行しています。


【お問い合わせ先】
企業金融第2部 航空宇宙室  電話番号 03―3244―1660
業務企画部 イノベーション推進室 電話番号 03―6311―5048

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