第12回DBJサステナビリティボンドの発行について
~9年連続のグリーン/サステナビリティボンド発行~

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、2022年9月1日に、第12回DBJサステナビリティボンド(第91回MTN)を発行しました。サステナビリティボンドとは、環境・社会的意義の大きいプロジェクトに対する投融資を資金使途として発行される債券であり、本件は、DBJとして12回目のサステナビリティボンドの起債となります。

 環境面では、DBJは、1960年代後半からの公害対策を皮切りに、これまで約50年にわたり、環境対策事業に対する投融資を行ってきました。2004年度には、「DBJ環境格付」融資の運用を開始したほか、2011年度には、「DBJ Green Building認証」制度の運用を開始し、環境面に配慮した取り組みを行っています。
 社会面では、DBJは、東日本大震災等の自然災害や、リーマンショック、新型コロナウイルス感染症といった危機への対応も行っております。

 DBJは2014年には初のグリーンボンドを、2015年からはサステナビリティボンドを毎年継続発行しています。2020年以降の新型コロナウイルスの感染拡大によりサステナブルファイナンス、特にその社会的な側面に注目が集まりました。斯かる状況下、高齢化、自然災害の多発及びインフラの整備等も含めた様々な社会的課題に対応するため、サステナビリティボンドフレームワークを更改し、気候変動の緩和、災害への耐性、ヘルスケアと社会福祉の環境面と社会面双方に焦点を当てたフレームワークに更改いたしました。プロジェクト選定や資金管理等の体制については、外部認証機関であるISS ESGよりオピニオンを取得しています。

 本起債の投資家属性別販売構成は、中央銀行・公的機関27%、アセットマネジャー34%、銀行32%、その他7%となりました。また地域別販売構成は、欧阿中東77%、アジア・太平洋23%となりました。

 DBJは、サステナビリティ基本方針で掲げるサステナビリティ経営の一環として、今後も継続的にサステナビリティボンドを発行していくとともに、企業理念「金融力で未来をデザインします」に基づき、環境や社会に配慮した事業を行うお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

本起債の内容

発行体 株式会社日本政策投資銀行
市場 ユーロ市場
発行額 600百万ユーロ
期間 4年 (2026年9月1日償還)
表面利率 2.125%
発行価格 99.674%
上場 ルクセンブルク証券取引所 Euro MTF
引受主幹事 Daiwa Capital Markets Europe Limited
J.P. Morgan Securities plc
Merrill Lynch International
Nomura International plc
調印日 2022年8月26日
払込日 2022年9月1日
債券格付 A1: Moody's, A: S&P
本報道発表文は、当行の社債の発行に際して一般に公表するための記者発表文であり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。また、本報道発表文は、米国を含むあらゆる地域における同社債の募集を構成するものではありません。米国1933年証券法に基づいて登録を行うか又は登録の免除を受ける場合を除き、米国において同社債の募集又は販売を行うことはできません。米国において証券の公募が行われる場合には、米国1933年証券法に基づいて作成される目論見書が用いられます。なお、本件においては米国1933年証券法に基づく登録は行われません。

【お問い合わせ先】
財務部 電話番号 03-3244-1820

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