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DBJの風土

GLOBAL REPORT

世界で見聞を広めることで、得られる成長

DBJでは、海外派遣の機会を提供し、学術的・実務的な見識を深め、また広く多くの組織の人たちと交流することで視野を広げ、多様なものの見方を身につけていくことを奨励しています。
ハーバード大学、スタンフォード大学、ペンシルべニア大学、MIT、ノースウェスタン大学、UCLA、カーネギーメロン大学、コロンビア大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、INSEADなどへの海外留学に加え、海外現地法人へのトレーニー派遣などもあり、そこで得たものはDBJの業務に大いに還元されています。

海外留学

海外から感じる日本、
そして果たすべきDBJの役割。

画像:中村 彰宏
Akihiro Nakamura
中村 彰宏
ケンブリッジ大学MBA留学
※取材当時
2015年入行

入行以来、投融資業務において様々な企業と関わってきましたが、中でも経営関与が求められる投資における投資先企業の成長支援を通じて、経営課題全般に対する理解と、人を巻き込みながら企業の成長・変革をリードする力の重要性を痛感し、また、グローバルな場面での経験も視野に入れ、海外でのMBA留学を選択しました。

ケンブリッジ大学の特徴として、多様性と実学志向が挙げられます。MBAの同期221人の国籍は45ヶ国にまたがり、職業や出身業界も多方面にわたります。また、ケンブリッジはスタートアップの集積地でもあるため、アカデミックな成果を社会実装させる意識が強く働いている印象があり、MBAの授業においても実在企業を顧客としたコンサルティングプロジェクトが複数回用意されているなど、実践重視のプログラムで構成されています。

画像:中村 彰宏

このコンサルティングプロジェクトで印象的だったのは、チームメンバーの提案により行われた、毎週匿名アンケートでチームワークの状況を可視化し、その結果を踏まえて働き方や議論の進め方などについて議論するという取り組みです。この取り組みによりオープンな議論が生まれ、メンバーの間にあった壁のようなものが瞬く間に解消したことは私にとって新鮮で大きな学びがありました。また、それぞれの特技を活かしてプロジェクトに貢献していく過程は刺激的でしたし、異なる業界・地域・職種の出身メンバーが混在している多様性を持ったチームならではの相乗効果を体感できたことは、多様なチームメンバーとともに働くことへの自信につながりました。

講義では、欧米と異なる文化を持つ国として日本が紹介されることが多くあり、自らが日本人であることを一層意識するようになりました。その中で、日本が世界から学ばなければいけない側面と、逆に日本ならではの独創的な価値を発信すべき側面があることに改めて気付かされます。日本に根差した金融機関であるDBJも、諸外国から新たな学びを取り入れるとともに、世界に対して日本の特徴を活かした価値を創出することが求められていると感じており、私自身もグローバルな視野と長期的視点に立って、この両面に貢献したいと感じています。

海外トレーニー

欧州におけるESGの先進的な取り組みを学び、
日本経済の活性化につなげたい。

画像:酒井 彩
Moeko Maeda
前田 萌衣子
DBJ Europe Limitedトレーニー
※取材当時
2014年入行 業務職

世界金融の中心都市ロンドンにあるDBJ Europeに、2022年5月から赴任しました。私はこれまで、航空機ファイナンスの分野を中心にミドルバック業務からフロント業務まで経験してきましたが、既存の環境の外に出ることで視野を広げ、成長したいという想いから、業務職で二人目となる海外トレーニーに挑戦しました。DBJ Europeではフロントチームに在籍し、現地にいるからこそ見える景色や潮流から最大限学び、実務に還元する心持ちで日々の業務に臨んでいます。

DBJ Europeの役割としては、ESGなどにおける欧州の先進的な取り組みに学び、DBJ本店に情報・知見を還元することや、欧州域内の顧客とのリレーション強化や現地マーケットの動向把握を担い、今後一層の拡大が見込まれるDBJの海外ビジネスのサポートを行うことなどが挙げられます。中でも私は、空港・航空関連の融資業務を担当し、民営化が進んでいる英国空港業界事情や航空業界のESGに関する施策や最新動向などについて学び、日本へその知見を発信しています。

画像

英国はコロナ禍からの回復を遂げているものの、ウクライナ危機などを背景とした歴史的なインフレ、相次ぐ首相交代、その後の景気後退という状況の中で経済動向は激変しています。その影響で、既存取引先空港のリファイナンス案件のプロセスが大きく遅延するという事態に直面しました。DBJとして与信判断を行うにあたり、現地マーケットの動向を詳細に把握すべく、リレーションを活かして各方面からの情報収集を行い、本店と連携しつつ無事に案件をクローズできたことは、いまの時代にここでしか得られない貴重な体験として強く印象に残るとともに、私の自信にもつながっています。

こちらでは顧客のカウンターパートとして交渉を行う機会が多く、また拠点における人数が少ないことから、一人ひとりが持つ役割と与える影響が大きいと感じます。常に意見を求められる環境に身を置くことで、DBJとして何をすべきかを自分の頭で考え、オーナーシップを持って案件を進めていくマインドが醸成されるとともに、価値観が異なれば、課題解決のアプローチも大きく変わることを実感し、多様な観点から物事を思考する重要性を改めて認識しています。欧州におけるESGの先進的な取り組み事例を見ると、日本の後れを痛感します。そうした中で、長期的視点から公益を考えることを使命とするDBJこそが、全行的にESG分野の取り組みを一段と加速させていくべきだと考えています。私自身、DBJ Europeで得た海外市場での学びを、日本経済の活性化につなげられるよう、今後一層尽力していきたいです。